「真夜中のカーボーイ」26年ぶりに観ちゃいました。

なんとX指定ながら69年度アカデミー作品賞をとった
アメリカンニューシネマの名作です。

名作度★★★★ ホモっぽい度★★★ 薄汚れ度★★★★

中学の時ですが、自主上映の会があって、
映画に急速にのめりこんでいた、つのきちは良く足を運びました。

16mmのフィルムを借りての上映会ですからささやかなものです。
でもいわゆる名作、秀作を観る事で確実にステップアップしたと思っています。

真夜中のカーボーイ」もそんな1本。
ハーモニカのテーマ曲はNHKFMの「夜のスクリーンミュージック」のニューヨーク映画特集で知っていたので、
楽しみにしながら観たのを覚えています。

話は大都会の片隅でしがなく生きる若者二人の奇妙な友情話しです。
周りの登場人物は、老若男女、異常者ばかりでてきます。

主人公のジョーはジョン・ボイト
カウボーイ姿で都会にジゴロを夢見てやってくるなど
かなり「変」ですが、都会は恐い、騙されるおのぼりさんエピソードが面白いです。
自分も東京というか千葉に出てきたときとダブります。
我ながら変なカッコ、髪型してたなー。映画の券買わされたなー。

相棒の「ラッツォ」がダスティン・ホフマン
どうしようもなく悲惨で最下層の生活者で、こずるくでも憎めない奴です。
ほんと、汚い薄汚れ役を熱演しています。

最後は悲惨な終わり方ですが、なぜか希望めいた明るさを感じました。
全体のトーンもジョーのキャラクターのせいか明るめです。

オープニングはニルソンの「うわさの男」これも明るめ。
悲惨な話を明るく滑稽に描きながら都会の喧騒の中で不器用に生きる若者を描いたこの映画。

ずばり上京前の人におススメです!
都会は変態ばっかで恐いよー。やっぱフロリダとか自然がイイな!と思える映画です。


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