「天国から来たチャンピオン」

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つのきちの、宝物のような映画を紹介します。
いつ見ても、感動で涙、そして笑顔になります。

コメディー度★★★★ スピリチュアル度★★★★★
ハートウォーム度★★★★★


予告編程度のあらすじをお話します。
アメリカンフットボールチーム「L・Aラムズ」のクォーターバック「ジョー」が
天国案内人の間違いで、予定より早く死んでしまい、なんとか代わりの肉体が見つかるまで
妻から殺されかけた大金持ちの肉体を借りて、この世に舞い戻るというものです。

原題は「HEAVEN CAN WAIT」。「天国は待っていてくれる」です。

この大金持ち、冷酷で非情な資産家だったのですが、ジョーが乗り移ったとたんに「イイ人」になってしまい
周りの執事や、秘書達、抗議に来た環境団体のみんなを驚かせていきます。
当然、殺したと思っていた妻は、生き返った夫を見て悲鳴をあげてドタバタします。

観ている我々観客は、大金持ち=ジョー=ウォーレン・ベィティなのですが、劇中の人はそう見えていない所が面白いです。

大金持ちとして生まれかわったジョーが、周りを巻き込んで皆をハッピーに変えていきます。
そして、念願の「スーパーボウル」出場を目指すのですが・・・・・。



最初に見たのは、20年以上前です。
東京池袋の名画座「池袋文芸座」の3本立てのうちの1本でした。
宮崎には、旧い映画を安い料金で上映する「名画座」なるものがありませんでした。
ましてや、レンタルビデオもまだまだ無い頃ですから、
東京の「名画座」に強い憧れがあったのです。

なので夏休みに荻窪のおばあちゃんの家に行くと、まずやることは
「ぴあ」を片手に名画座めぐりのスケジュールを組む事でした。

「大井ロマン」「飯田橋佳作座」「八重洲スター座」「早稲田松竹」「大塚なんとか」・・・
色々行きました。ハシゴもしました。
そして、一番のお気に入りは「池袋文芸座」でした。

なんといっても、スクリーンがでかい!そして昭和なうらぶれた雰囲気・・・。
料金もたしか、600円とかだったと思います。格安です。

この日の3本立ては「レイダース失われたアーク」と「フレッシュゴードン」
そして「天国から来たチャンピオン」。

「レイダース」をもう一回大スクリーンで観たい!という事が目的で、
他の2本ははっきりいって「おまけ」でした。

ところが、「天国から来たチャンピオン」のせいで、つのきちは泣きながらも笑顔で
印象的なクラリネットのテーマ曲を口ずさみながら、劇場を後にすることになるのです。



「ゴースト〜ニューヨークの幻
「オールウェイズ」
が、好きな方はぜひ観てください。ちょっと切ない終わり方ですが、
最後はきっと、つのきちみたいに「泣きながら笑顔」でいることでしょう。

見終わったあと、「人間ていいな!」そう素直に思える映画です。おすすめします!


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