[がんばれ!ベアーズ」
弱小チーム「ベアーズ」に更にダメ監督就任!果たしてチームはどうなっちゃう?
今回お勧めするのは、この映画。
昭和51年公開、「がんばれ!ベアーズ」です。
- 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- 発売日: 2005/09/22
- メディア: DVD
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ファミリー度★★★★★ 爽快度★★★★
サクセスストーリー度★★★★
スポーツはそれ自体がサクセスドラマで、映画の題材の宝庫です。
アメリカの国技といえば「野球」です。
当然、野球映画も多く創られています。
「打撃王」
「ナチュラル」
「フィールド・オブ・ドリームス」
「メジャーリーグ」
「プリティーリーグ」
「ザ・ファン」
などなど(他にもあったら教えてください!)。
当時大ヒットしたこの映画。
野球少年だったつのきちは、もちろん劇場に足を運びました。
テータム・オニール演じる、アマンダという天才ピッチャー。
彼女が投げる球の速さに驚いた事を憶えています。
当時、木之内みどり主演で「野球狂の詩」も映画化されました。
水原勇気のドリームボール。映画館で観ましたが、全く記憶に残っていないのが不思議です。
同時上映の「花の応援団」のほうが面白かったせいでしょうか。
あと「ドカベン」も映画化されました。
現在、風林火山で村上義清役で大暴れ、永島敏行のデビュー作です。
オーディションで、素人から里中役に選ばれたのですが、
「なんで、里中がオーバースローなんだよ!」とみんな文句言っていました。
話を元に戻します。
ダメダメ少年野球チームとこれまたアル中のダメ監督の挫折と快進撃を描いたこの映画。
「メジャーリーグ」の子供版です。といってもこっちが先ですけど。
ベアーズの選手たちの表情、セリフがとにかく生き生きしています。
アドリブのような掛け合いがリアルで笑わせてくれます。
チームワークの大切さも、わざとらしくなく伝わります。
きっと、撮影現場も映画同様、楽しい雰囲気だったろうなと思わせます。
そして、周囲の大人たちもきちんと描かれます。
いろいろな大人たちがでてきます。
勝利至上主義、事なかれ主義、ご都合主義・・・。
子供たちの事を考えたからと言いながら、実は大人の都合や保身だったりするものです。
子供は、そんな大人のウソを簡単に見破ります。
そして、大人を信用しなくなり、大人を嫌いになるのです。
子供は、子供扱いしないというのが、つのきちの考え方です。
大人気ないですが、オセロ、将棋、人生ゲーム手加減しません。
手加減=失礼だとも思っています。
わざと負けるとか、もっての他です。
子供はわかりますから。負けると傷つく?子供はそんなに弱くないです。強いです。
その強さを、大人は見守りながら信じてあげないと。
つのきちは、心を鬼にして正々堂々、真剣勝負します。
そのうえで勝たないと本当の勝つ喜びは得る事は出来ないと思います。
最初勝てない悔しさで、すねちゃいますが、「またやろー」と言ってきます。
そのうちだんだん勝つようになり、つのきちは、今やなんでも負けっぱなしです・・・。
この映画でも、野球が下手でバカにされていて、全く自信無さげな子が登場します。
この子が、とっても可愛いんです。
「監督さん。僕を試合に出さないで。試合に負けちゃうよ・・・。」
こんな風に言われたら、たまりません。何とかしてあげたいと思うところですが、
ウォルター・マッソー演じる監督は、チームの勝利の為、彼をベンチに引っ込めてしまうのです・・。
最後はハッピーエンドですから安心してください。
子供の力を信じましょう!
林 寛子主演のTVドラマ「がんばれ!レッドビッキーズ」としてパクられたこの映画。
(毎週観てました。なぁトータス!)
観終わった後、爽快な気分に浸れる事間違いなし。
スポーツの指導者のみならず多くの人に、この映画観てほしいです。おすすめします!