ようやく事務所に飾りました。
昔、ビデオで見たっきりですが、66年公開のサスペンス不条理劇です。
シアターの入口に飾ったのは単純に、色合い、センスがいいという事。
構図はちょっとアダルトですが、当時としてはかなり過激な表現で物議を醸したとか。
NHKの「シネマ堂本舗」にも飾ってあって欲しくなりました。
カメラマンの主人公が撮った写真をBLOW UP、引伸ばすとそこに写っていたものは・・・。
そこから、現実と非現実の迷宮に堕ちいていってしまうというストーリー。
結構、多いですよね。このパターンの映画。
「ブルーベルベット」では、主人公が、公園に落ちている「耳」!を拾うことから、裏社会、異常な世界に足を踏み入れてしまいます。
そしてやはり、ブライアン・デ・パルマの「ミッドナイトクロス」。
原題名は「BLOW OUT」なのにへんてこな邦題のこの映画は、「欲望」へのオマージュあふれた大傑作です(決してパクリでないと思ふ)。
主人公は、映画の音響効果マン。
いい音探して、公園で録音中に自動車事故に遭遇。
後で、音を再生してみるとそこに、BLOW OUT(パンク))の音とは違う不可思議な「音」が録音されていた・・。
設定ほとんど置き換えです。やっぱりパクリか。
でもこっちの方が、結構盛り上がって最後は泣けます。
主役は、ジョン・トラボルタ。スランプのときですが、クエンティン・タランティーノは、この映画の大ファンで、それで「パルプフィクション」の主役にトラボルタを抜擢したそうです。
以降、ジョン・トラボルタは見事に復活しました。
あれ、ほとんど「ミッドナイトクロス」の話。
監督夫人だったナンシー・アレンも、ホントよかったです。
「殺しのドレス」「キャリー」「ファントムオブパラダイス」。
デ・パルマの作品はトラウマになるものばかりで大好きな監督の一人です。